202・オンライン資格確認
現状 申込56.7%、運用は10.9%
厚生労働省の社会保障審議会(医療保険部会 第150回)が2022年1月27日に実施され、その中でオンライン資格確認の現状と課題を調査、今後の対策について記載されています。
顔認証付きカードリーダー申込み施設は、56.7%/23万施設ではあるが、実際に運用開始できている施設は10.9%にとどまっている事が明らかになった。
理由は
・「利用する患者が少ないと思われる為に導入作業を見合わせている」
・「マイナンバーの普及低迷」
令和5年3月末までに概ね全ての医療機関・薬局への導入が目標であることに変わりはありません。
今後のマイナンバーカードのポイント付与による推進加速の効果が期待されます。

出典:第150回社会保障審議会医療保険部会(2022/1/27) オンライン資格確認導入状況(1/23) より
運用開始の施設:約11%(全体)

項目 | 申込施設 | 準備完了 | 運用開始 |
全体 | 56.7% | 15.7% | 10.9% |
診療所 | 44.4% | 11.6% | 7.9% |
歯科 | 48.9% | 11.1% | 8.4% |
薬局 | 81.0% | 25.1% | 16.7% |
オンライン資格確認 利用状況 2021年12月

※一括照会:医療機関等が予約患者等の保険資格が有効かどうか事前にオンライン資格確認等システムに一括して照会すること
導入状況に関する調査
カードリーダーの申込は完了しているが、導入作業が完了していない施設に対する調査
未回答施設については引き続き提出を督促しつつ架電などにより状況把握を実施
- (2)20.0% リーダー申込完了(まだ発注していない)
- (3)35.6% カードリーダー申込完了+システム業者への発注完了(作業は開始していない)
- (4) 8.1% システム業者による導入作業開始(作業は完了していない)


調査の集計結果(2022/1/21時点)
- (2)申込済み(未発注)
- 1位:利用者が少ないと思い見送り
- 2位:多忙で業者に相談できない
- 3位:周りで導入されていない
- (3)発注済み(未着手)
- 1位:調整中
- 2位:見積について協議中
- 3位:利用者が少ないと思い見送り
- (3)35.6% カードリーダー申込完了+システム業者への発注完了(作業は開始していない)
- (4) 8.1% システム業者による導入作業開始(作業は完了していない)

